人としての品格を高められる少林寺拳法
「少林寺拳法」と聞くと中国をイメージしてしまう方が多いのではないでしょうか?
これと似た言葉に「少林拳」がありますが、こちらが中国発祥の武術で、少林寺拳法はそれとはまったく別物の日本で生まれた武道です。
荒れ果てた社会の中で夢や誇りを持てない人で溢れていた戦後の日本。
そんな時代に「社会に役立つ人づくり」を目指して創業者の宗道臣さんが創設したのが少林寺拳法でした。
そのような背景もあり、少林寺拳法では勝ち負けよりも、勇気や慈悲心、正義感を育むことを大事にしています。
ちなみに、イケメン俳優の佐藤健さんは少林寺拳法の黒帯を持っており、映画「るろうに剣心」では見事なアクションシーンを見せています。
老若男女誰でも始められる武道
少林寺拳法は年齢や性別、経験を問わず、誰にでも始めやすい武道だと言われています。
個人の習熟度によって稽古の内容が設定されているため、焦ることなく自分のペースで精進することができますよ。
また、少林寺拳法の道場は全国各地に広がっており、その数はなんと2,300を超えています。
お住まいの地域で道場を探しても、必ず見つけることができるでしょう。
指導者によって若干の裁量があるものの、全国どの道場へ通っても同じ内容の練習が行われているようです。
健康のための少林寺拳法
「少林寺拳法健康プログラム」という受講プランも用意されています。
技をガッツリ習いたいわけではないが、健康維持のために身体を動かしたり気分転換したりしたい人にピッタリのプログラムと言えるでしょう。
少林寺拳法のエッセンスを学ぶことができ、「呼吸・姿勢・意識」に焦点を当てたエクササイズで心身のバランスを整えることを目的としているようです。
護身術に向いているか?
いざという時に自分自身を守る護身術として少林寺拳法を学ぶのもよいでしょう。
実際に、護身のために習い始めるという人は多いようです。
少林寺拳法では、顔を叩かれそうになったり腕を掴まれたりしたときに、どのように自分の身を守ればよいのか、その技術を練習していきます。
ただし、「この場面ではこの技を使う」といった前提のもと作られた技術ではなく、あらゆる場面に応用が効く高度な技術体系を練習していくようです。
自分だけでなく大切な人を守るため
少林寺拳法の理念では、自分の身だけでなく、誰か他の大切な人も守る力を大切にしています。
技術で人を守るのはもちろんですが、その人を守ろうとする勇気や正義、そして自信を育んでいけるのも少林寺拳法の魅力でしょう。
気軽に始めて心身を鍛えよう
自分だけでなく大事な人も守る技術を身につけられる実戦向きの少林寺拳法ですが、性別や年齢を問わず誰でも気軽に始められるのが強みです。
稽古を通じて、普段関わることのない他の生徒さんと切磋琢磨しながら技術を磨いていくのも面白いでしょう。
気になった方はぜひお近くの道場に足を運んでみてください。